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読んでいる本と読み終わった本の両方をまとめていきます!小説などはネタバレを含まないように感想書きます。

読んでいる本


ビショップ、『パターン認識と機械学習 上』、丸善出版

4/25読み始め。

松澤、『改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる』、KADOKAWA

7/20読み始め。

綾辻、『Another 下』、角川書店

9/18読み始め。

読んだ本


リクテンフェルド、『「年100回配当」投資術 日本人が知らない秘密の収入源』、APJ Media

6/29読み始め、7/4読了。原著のタイトルが「Get Rich with Dividends: A Proven System for Earning Double-Digit Returns」で直訳すると、「配当で金持ちになろう 二桁リターンを稼ぐ必勝法」って感じなんだけど、内容からかけ離れてる日本語のタイトルが酷すぎる。人が主語や目的語になってるときに直訳気味で、序盤のほうはひどい訳だと思ってしまった。
内容としては、毎年10%配当が上昇している株に投資(配当再投資含む)すれば、10年後に11%の配当となる株になり、12%の年利リターンを達成しようというもの。米国株であれば、割と現実的な手法であると思われ、株式投資の未来という本でも類似の主張がなされていた。株式投資の未来の著者の研究は米国株に対するものだったけど、他の研究者が様々な国で調査した結果、他国でも同様の結果になると書かれていた。最近、高配当株の投資本が出てるけど、2015年発売のこの本はその先駆けになるものだと感じた。ただ、日本株にそのまま当てはめるのは、日本で長い期間で増配実績ある株が少ないし、四半期配当を実施している企業が少ないので、難しいかなと思った。

藤野、『「日経平均10万円」時代が来る!』、日経BP

7/4読み始め、7/6読了。タイトルの根拠は、日本のインフレが海外並みに進めば今の株価が3倍になってもおかしくないということだった。内容は著者が有望と思う業種や経営者に関する意見などが多かった。宇宙ビジネスが気になったので、時間あれば本を読んでみようと思った。

Zheng・Casari、『機械学習のための特徴量エンジニアリング その原理とPythonによる実践』、オライリージャパン

5/29読み始め、7/9読了。特徴量エンジニアリングの本だけど、あまりにも簡単過ぎた。付録と最終章の実践問題を除くと、160ページ。さらにテキストデータの処理や画像認識を除くと、90ページ。その90ページで、数値データの変換、カテゴリカルデータの処理、PCA、k-meansによるクラスタリングを説明してるので、思った以上に初心者向きだった。k-meansによるクラスタリング結果を特徴量として利用する項目以外、基本的な機械学習の本にすら載ってるので、kaggleとかで一歩先に行きたい人には物足りない本だと思った。テキストデータと画像認識については、自然言語処理の本と画像認識の本にも載ってる内容だったので、特徴量エンジニアリングの題材という感じがしなかった。

グリーン・エルファーズ、『権力に翻弄されないための48の法則 上』、パンローリング

7/6読み始め、7/15読了。字がびっしり詰まっていて、400ページ弱あったので、読み終わるのに時間かかった。上巻では48個の法則のうち、26個が紹介されていた。その法則一つ一つに対して、具体例を歴史上の出来事や故事などに交えて解説してあった。選ばれているエピソードも欧米の出来事に偏ることもなく、古代中国や日本での逸話すら載っていて素晴らしいと思った。
原著のタイトルが「The 48 Laws Of POWER」なので、権力に翻弄されないというよりも権力を駆使するための本になってた。

藤本、『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え 資産18億円を築いた「投資術」』、ダイヤモンド社

7/15読み始め、7/15読了。高齢の人がパソコンを使って、デイトレードしてることを凄いと思って、本にした感じがする。バブル崩壊で10億円から2億円まで資産を減らして、その後18億円までデイトレードで資産を増やしてるみたい。バブル崩壊が1991年としてこの本が2023年発売なので、34年かけて資産を約10倍に増やしたことになるけど、年利で言うと8~10%ぐらい。お金を増やす目的だけなら取ってるリスクに対してリターンが少ないと思ってしまった。

大山、『アリバイ崩し承ります』、実業之日本社

7/15読み始め、7/18読了。「2019本格ミステリ・ベスト10」第1位というのが気になって読み始めてみた。正直、微妙だった。警察が死体解剖を死体の一部しかしないとか設定に無理がありすぎる。

配当太郎、『新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資』、クロスメディア・パブリッシング

7/15読み始め、7/18読了。年10%くらい増配している優良企業の株を買い続けて、年間配当金240万円を目指そうという本。本の前半は、それが無理でないという理由と心構えについて説明してて、後半は各銘柄についての簡単な解説。個人的に気になったのは、キャピタルゲインのことを全然気にしてないし、他の手法との比較を一切していないので、同じ年数S&P500やオールカントリーに投資した方がパフォーマンスいい可能性が否定できてない。個別銘柄で変なリスク取るより、投資信託のインデックス投資のほうがいいならそっちの方がいいと思うんだよね。

長期株式投資、『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!』、KADOKAWA

7/21読み始め、7/23読了。著者の2冊目がまぁまぁよかったので、一作目のこの本も読んでみた。初心者向きと謳ってるんだけど、株の基本事項の説明は少なくて、著者自身の心構えと推奨銘柄の説明に終始してて、とても初心者向きだとは思えなかった。TOPIXの配当再投資込みと著者の推奨するポートフォリオとのパフォーマンス比較など、インデックス投資に勝ってるかどうかも検証せずに初心者向きですというのは誇大広告だと思う。著者がシーゲルの本を読んでて、医薬品業界を気に入っているので、アステラス製薬が推奨銘柄になってるんだけど、それにひっかかった人は多そう。

Boswell・Foucher、『リーダブルコード より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック』、オライリージャパン

7/24読み始め、7/26読了。けっこうサクサク読めたので3日で読み終わった。変数名の付け方やコメントの書き方など基本的事項から、コードを細かいパーツに分解する方針などについて書かれてた。今までコメントを適当に書いてたので、コメントをどういうふうに書けばいいのかの参考になった。

グリーン・エルファーズ、『権力に翻弄されないための48の法則 下』、パンローリング

7/19読み始め、7/27読了。上下巻合わせて800ページあった。めっちゃ長かった。一つの法則に対して、歴史上の逸話を具体例として使って説明するので、典型的な洋書の分厚さになってた。正直もう少し具体例とかを少なくして欲しかった。

長期株式投資、『【超完全版】フルオートモードで月に31.5万円が入ってくる「強配当」株投資 経営戦略から“ほぼ永遠に儲かる企業”を探す方法』、KADOKAWA

7/27読み始め、7/30読了。著者の2作目がよかったので、3作目も読んでみた。正直言って駄作で、読む価値がなかった。3作の中で一番読む必要がない。タイトルから、年間378万円の配当を得る高配当投資を推奨・解説してる本かと思いきや、著者の現在の配当額を表しているだけで、それを再現するための手法を書いているわけではないというタイトル詐欺。本の最後の方や著者の前書で、著者の推奨する20銘柄くらいを等分配で買うことを推奨してるんだけど、この本の残りの部分は調整局面になっても投げ売りせず買い続けることを正当化する理由を長々と述べているだけ。有名本の引用や投資格言だったりするので、読者に読ませるために書かれているより、自分自身のためにまとめたノートのような感じだった。企業の選び方なども書いているんだけど、推奨銘柄ありきな書き方をしておりほぼ参考にならない。そしてここまでの内容だったら1作目にも書かれている。
この本の特にひどいと思ったのは、第5章のポートフォリオのところ。著者自身が実践していないであろう投資信託を利用したアセットアロケーションの話。まず投資信託を配当再投資でやると、配当は入って来ないので、タイトル詐欺になってる。投資信託を使ってポートフォリオ組むならリバランスコスト考えると、バランスファンドのほうがコスト上有利な可能性もあるにも拘わらず、著者は認識していない。米国債などが含まれたポートフォリオにおいて、その代替資産として、リターンやボラティリティの全然違うアセットクラスを推奨しているなど、金融知識のなさが露呈されてた。
この本に、本やSNSに書かれていることを鵜呑みにしないで、と著者自身が書いているにも関わらず、本の至るところで○○と言われているなど、著者自身が検証せずに鵜呑みにしていることが多かった。例えば、株と債券は逆相関していると言われているとあるが、近年順相関の傾向にあるので、検証を怠っているのが分かる。

後藤、『転換の時代を生き抜く投資の教科書』、日経BP

7/30読み始め、8/1読了。かなり初心者向きの本なので、経済にある程度詳しい人にとっては得るものがほとんどないかも。正直自分もページ数の割に得るものはなかった。けど、これまで投資をしたことないけど、これから投資を始めてみようって人には、一番おすすめできる本な気がする。

堀井、『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』、クロスメディア・パブリッシング

8/2読み始め、8/4読了。280ページと投資本にしては分厚い本だけど、行間広くて、図も多いので、結構サクサク読めた。金利は株式に影響するのに、日本で売ってる本は個人投資家が書いてるせいで、その重要性はあまり書かれてないんだけど、この本の著者は債券ファンドの運用者だったので、個人投資家には書けない内容になってた。
ただ、この本は微妙に感じた。微妙だと感じた点をまとめると
  • 逆イールドという用語を使わないなど個人投資家を読者層の対象としていると思うんだけど、個人投資家ではなかなかお目にかからない経済指標がかなり出てくるので、読者対象と内容がミスマッチしている。
  • 景気循環を四季と結び付けているけど、分かりにくい。
  • 前置きがとても長く、主張がよく分からない。本の構成が微妙。
  • 100ページ近くがコロナショック以降のアメリカ・ヨーロッパ・日本についてのマーケットレポート。証券会社のマーケットレポートを読んでいるようだった。
  • 金利や経済指標を見ると、景気減速や景気回復のタイミングが分かって、それが投資パフォーマンスに繋がるというのなら、機関投資家が間違いなく勝っている。そうなっていないのは、金利を見ても定量的なことは言えず、定性的なことしか分からないから。
過去を振り返ると言える定性的なことを説明しているだけで、実際に投資しようと思うとそれほど参考にできないと思った。

中村、『プロダイバーのウニ駆除クエスト 環境保全に取り組んでわかった海の面白い話』、KADOKAWA

8/4読み始め、8/6読了。磯焼けを防ぐためにウニ駆除してる人が書いた本。どうしてウニ駆除やっているか、駆除せずにウニ食べればよくない、という疑問に答えつつ、著者の活動を分かりやすく書いていて、面白く読めた。

Nelson、『Software Engineering for Data Scientists From Notebooks to Scalable Systems』、O'Reilly Media

7/11読み始め、8/9読了。データサイエンティストのためのソフトウェアエンジニアリングというタイトルに惹かれて読んでみた。内容としては、Jupyternotebookでしかコードを書かない人向けにスクリプトで書く方法や実行の仕方などと予想していたけど、全然違った。きれいなコードの書き方(変数の名前の付け方やコメントの付け方)、Gitの使い方などについては知ってる人は分かってるし、知らない人にとっても記述が短すぎて他の本を読まないとまったく分からない感じだった。自分が今まで知らなった、APIやセキュリティに関しても同様の感想だった。正直、読者層と内容がミスマッチしてると思った。

清原、『わが投資術 市場は誰に微笑むか』、講談社

8/5読み始め、8/10読了。日本人が書いた投資関連本の中で一番面白く読めた。他の人なら絶対に言わないことを直球で書いていたのでよかった。

黒田・佐藤、『採用100年史から読む 人材業界の未来シナリオ』、クロスメディア・パブリッシング

8/7読み始め、8/13読了。人材業界とこれからの展望をまとめた本。元リクルートの著者が書いた修論か博論をもとにして、書いた本。著者の予想として、これからはindeedが覇権を取るとのことだけど、あのクッソ調べにくいサイトが日本で覇権を取るとは到底思えない。

小川、『QRコードの奇跡 モノづくり集団の発想転換が革新を生んだ』、東洋経済新報社

8/13読み始め、8/17読了。QRコードの誕生と普及、その後の発展について書かれた本。とても読みやすく書かれていて、理系の人が書いたのかと著者の経歴確認してしまった。

稲盛、『稲盛和夫の実学 経営と会計』、日本経済新聞出版

8/19読み始め、8/21読了。京セラ社長の経営哲学の本。面白かった。

シン、『フェルマーの最終定理』、新潮社

7/28読み始め、8/23読了。フェルマーの最終定理に関する一般向けの本。BBCのドキュメンタリー番組の内容をもとにして書き下ろされた本。紀元前のピタゴラスの話から始まって、フェルマーと最終定理を通って、最終的にワイルズの証明に至るという構成で、とても読みやすかった。気になった点は、付録除いて450ページ近くあるんだけど、直接関係ないような逸話が多く、ページ数を無駄に取っていたところ。例えば、ピタゴラスの逸話だったり、女性研究者が不遇の扱いを受けていたり、ガロアの共和運動だったり。特にガロアに関しては数学の内容より政治活動のほうにページ数が割かれてた。そういう脱線を省いて、300ページくらいの本にまとめて欲しかった。

星、『きまぐれロボット』、角川書店

8/25読み始め、8/25読了。久しぶりの星新一作品読んだ。

星、『できそこない博物館』、新潮社

8/23読み始め、8/28読了。作品にはならなかったメモに対して、コメント言ってたり、作品作るときにどういう風に考えてるかを書いてる本。あんまりおもしろくなかった。

東野、『嘘をもうひとつだけ』、講談社

8/28読み始め、8/31読了。ミステリーらしいけど、ほぼ犯人分かってるのでミステリーかどうか微妙な作品だった。個人的には面白いと思えなかった。

歌野、『間宵の母』、双葉社

9/1読み始め、9/3読了。序盤は意味不明な描写多いと思ったけど、それらは伏線で、最後に綺麗に回収されるホラーミステリーだった。

株式会社アンド、『思考法図鑑 ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60』、翔泳社

8/28読み始め、9/7読了。普通のビジネス本だった。ビジネス上で出会うであろう問題に対して、有効と思われる既存の60個の手法を紹介している本。見開き2ページで一つの手法が紹介されてて、それぞれの手法について深く掘り下げてはいないので、辞書的な本だと思った。

牛尾、『世界一流エンジニアの思考法』、文藝春秋

9/3読み始め、9/9読了。エンジニア向けのビジネス本的な本だった。最初の3章が著者がマイクロソフトの同僚から学んだ思考法について、4章から6章までがマイクロソフトでの働き方を紹介し、日本のテック企業とアメリカのテック企業における差について書かれていた。最後の7章はChatGPTの登場によってエンジニアの職がどうなるかの私見を述べ、その後、どうして日本で優れた技術者がいるにも拘わらず、アメリカのように優れた企業やサービスが生まれないかの原因について述べてた。その原因として、日本の過剰なまでの批判文化を挙げてて、なるほど確かにって思った。

小泉、『株の投資大全 成長株をどう見極め、いつ買ったらいいのか』、ダイヤモンド社

9/10読み始め、9/16読了。500ページもあるかなり分厚い本。副題に「成長株をどう見極め、いつ買ったらいいのか」とあるけど、成長株を見抜くための本というより、株式投資の初心者に対して、必要なことを網羅したらかなり分厚くなってしまった感じの本。他の初心者向けの本や、成長株や配当株を謳う本だと無視されがちな経済指標についての記載もあって、初心者向きの本の中でもかなりいい本だと思った。

綾辻、『Another 上』、角川書店

9/11読み始め、9/18読了。Anotherシリーズを通して読みたかったので、以前読んだことのあるけど、最初から読み始めた。読んでみると、3割くらいは記憶に残ってた。