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読んでいる本と読み終わった本の両方をまとめていきます!小説などはネタバレを含まないように感想書きます。

読んでいる本


Ozdemir、『事例で学ぶ特徴量エンジニアリング』、オライリー・ジャパン

3/25読み始め。

ビショップ、『パターン認識と機械学習 上』、丸善出版

4/25読み始め。

柴田、『新・明解Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造』、SBクリエイティブ

4/30読み始め。

ホーガン、『巨人たちの星』、東京創元社

5/2読み始め。

読んだ本


大内、『どこまでやったらクビになるか サラリーマンのための労働法入門』、新潮社

3/31読み始め、4/2読了。タイトル的に窓際族になるためのハウツー本に近いのかと思ったら、副題のほうがむしろ主題だった。「どこまでやったらクビになるか」があるほうが売れやすいからそうしてると思うけど、タイトル詐欺だった。
内容については、労働者はたいがいのことをしても日本ではクビにはならないということを裁判事例などを用いてわかりやすく説明していてよかった。一つ驚いたのは、労働組合があって、会社側と労働組合側で、雇用の条件として労働組合に加入することが入っている場合、労働組合に加入しない労働者を加入しないことを条件に解雇できること。労働組合ってこういうマイナス点があるのは初めて知った。

冨永、『動かして学ぶ! Git入門』、翔泳社

4/3読み始め、4/10読了。以前に『いちばんやさしいGit&GitHubの教本 第2版 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門』というGit/Githubの本を読んだことあったので、ある程度知った状態で読み始めた。以前読んだ本と比べると、GitやGithubのインストールや設定の説明があまりない、Githubの操作方法の説明が少なかった気がする。その一方で、Gitについての操作方法は丁寧に書かれていたので、とてもよかった。Gitの入門書として、他の人にもお薦めしたい。

ロウ、『投資参謀マンガー 世界一の投資家バフェットを陰で支えた男』、パンローリング

3/23読み始め、4/11読了。マンガーについて書かれた数少ない本。2000年くらいに発売なので、今から見るとまぁまぁ古い。
全570ページくらいの分厚い本で、話題毎に区切って、時系列に沿って話を進めているという感じだった。マンガーについて書かれているというより、マンガーの周りにいた人や環境、背景などの説明が多くて、マンガーの人柄や哲学が分かる記述は少ない印象だった。バフェットの右腕としてのマンガーを期待して読むと、結構がっかりすると思う。

小林、『会社も税務署も教えてくれない 会社員のための節税のすべて』、PHP研究所

4/6読み始め、4/12読了。文庫なのですぐに読み終わった。最後の相続税部分は流し読みした。これまで確定申告したことないって人はひとまず読んでみるといいと思った。
会社員のための節税とあるけど、副業をやってなくて、扶養家族いない、さらにローン組んで家やマンションを買うなど大金を使ってないと節税できることに限りがあることが分かった。NISA、iDeCoなどの投資関連やふるさと納税以外で節税できそうと思ったことは、セルフメディケーション税制や盗難などの被害にあったときの雑損控除。セルフメディケーション税制は対象の医薬品で12,000円超えた分が控除できるっていうので、医療控除と併用はできないけど、使う機会ありそうって思った。

石井・上田、『続・わかりやすいパターン認識 教師なし学習入門』、オーム社

2023/12/21読み始め、4/25読了。わかりやすいパターン認識の続編。類書を読んだことないので、あてにならない感想かもしれないけど、正直分かりにくかった。数式変形はとても丁寧で、計算を追うために時間がかかるということはないんだけど、唐突に話題が変わったり、説明がまどろっこしくて、消化しきれなかった。11章の後半からの難易度変化もやばかった。

カニンガム、『バフェットからの手紙【第8版】 世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社』、パンローリング

4/13読み始め、4/26読了。バフェットが株主総会のために株主向けに書いた手紙をテーマごとに再編した本。600ページ超えてて凄く分厚い。バークシャー・ハザウェイの経営方針について書かれている内容が多いので、投資本を期待すると落胆するかも。読むのにかかった時間考えると、満足感は薄かった。

増井、『Pythonではじめるアルゴリズム入門 伝統的なアルゴリズムで学ぶ定石と計算量』、翔泳社

4/16読み始め、4/26読了。Pythonを使ったアルゴリズムの本を読みたくて、オライリー学習プラットフォームにあったので、この本を読み始めてみた。正直微妙だった。280ページのうち、100ページくらいはPythonの基礎についてで、知ってる人には説明しなくても分かるし、知らない人には分からないという内容だった。3章から6章までがアルゴリズムについて。まず、アルゴリズムの簡単な説明をし、次にアルゴリズムのフローチャートを紹介し、最後に実装例という流れで各節が進む。この本の微妙だなと思った点を挙げると、(1)アルゴリズムの説明が短かったり、行間がある、(2)Pythonコードについての説明が少ない。(1)に関しては、10進法と2進法の変換や〇×ゲームを01の二値で表す方法などの説明が入門書にしては不親切だと感じた。(2)に関しては、フローチャートで説明しているので省略されている部分に関してはまだいいんだけど、出力される結果が何を表しているかの説明がなくて理解できなかった。例えば、〇×ゲームでは、〇を左上置くのを000000000を100000000のように置き換えることで表現するんだけど、出力結果が100100、100111000のように先手と後手で長さが違っていたりして、どういう風に読めばいいのかの説明が欲しかった。

城所、『国破れて著作権法あり 誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか』、みらいパブリッシング

4/28読み始め、5/1読了。とても面白かった。タイトルにWinnyが入っているので、Winny事件について深く掘り下げている本かと思っていたけど、主題としては日本の警察の横暴・裁判所の判決・著作権法の厳しさがあまりにも理不尽で、イノベーションを阻害してて海外勢に負けてるのを明らかにしたいということだった。例えば、動画投稿サイトに誰かが勝手に映画などをアップロードした場合、日本ではアップロードした人が著作権違反するだけでなく、動画投稿サイトを用意した側も著作権違反で刑事告訴されかねないので、日本では動画投稿サイトを運営した企業は全動画を確認していたらしい。一方、Youtubeなどのアメリカのサイトの場合、権利保持者からの申し立てがあれば削除すればよいし、仮に動画を消さずに著作権違反の状態であってもフェアユース(著作権を侵害しても公共の利益が大きいなら著作権侵害を容認する考え)で問題なしとなることもある。警察の対応も、著作権を拡大解釈し、民事事件にすらなっていないものを刑事事件と扱ったり、取り調べも弁護士の立ち合い不可、録画するなどの透明性も担保できていないなどの問題もあり、警察が逮捕すれば即犯罪者扱いされ、それまでの成果を放棄しないといけないので、グレーゾーンになりそうな研究や開発が停滞してしまう。この本を読んで、今後10年日本が海外テック企業に並ぶことはないと思った。