2024年4月・5月・6月に読んだ本のまとめ
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読んでいる本と読み終わった本の両方をまとめていきます!小説などはネタバレを含まないように感想書きます。
読んでいる本
ビショップ、『パターン認識と機械学習 上』、丸善出版
4/25読み始め。
Zheng・Casari、『機械学習のための特徴量エンジニアリング その原理とPythonによる実践』、オライリージャパン
5/29読み始め。
リクテンフェルド、『「年100回配当」投資術 日本人が知らない秘密の収入源』、APJ Media
6/29読み始め。
読んだ本
大内、『どこまでやったらクビになるか サラリーマンのための労働法入門』、新潮社
3/31読み始め、4/2読了。タイトル的に窓際族になるためのハウツー本に近いのかと思ったら、副題のほうがむしろ主題だった。「どこまでやったらクビになるか」があるほうが売れやすいからそうしてると思うけど、タイトル詐欺だった。
内容については、労働者はたいがいのことをしても日本ではクビにはならないということを裁判事例などを用いてわかりやすく説明していてよかった。一つ驚いたのは、労働組合があって、会社側と労働組合側で、雇用の条件として労働組合に加入することが入っている場合、労働組合に加入しない労働者を加入しないことを条件に解雇できること。労働組合ってこういうマイナス点があるのは初めて知った。
内容については、労働者はたいがいのことをしても日本ではクビにはならないということを裁判事例などを用いてわかりやすく説明していてよかった。一つ驚いたのは、労働組合があって、会社側と労働組合側で、雇用の条件として労働組合に加入することが入っている場合、労働組合に加入しない労働者を加入しないことを条件に解雇できること。労働組合ってこういうマイナス点があるのは初めて知った。
冨永、『動かして学ぶ! Git入門』、翔泳社
4/3読み始め、4/10読了。以前に『いちばんやさしいGit&GitHubの教本 第2版 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門』というGit/Githubの本を読んだことあったので、ある程度知った状態で読み始めた。以前読んだ本と比べると、GitやGithubのインストールや設定の説明があまりない、Githubの操作方法の説明が少なかった気がする。その一方で、Gitについての操作方法は丁寧に書かれていたので、とてもよかった。Gitの入門書として、他の人にもお薦めしたい。
ロウ、『投資参謀マンガー 世界一の投資家バフェットを陰で支えた男』、パンローリング
3/23読み始め、4/11読了。マンガーについて書かれた数少ない本。2000年くらいに発売なので、今から見るとまぁまぁ古い。
全570ページくらいの分厚い本で、話題毎に区切って、時系列に沿って話を進めているという感じだった。マンガーについて書かれているというより、マンガーの周りにいた人や環境、背景などの説明が多くて、マンガーの人柄や哲学が分かる記述は少ない印象だった。バフェットの右腕としてのマンガーを期待して読むと、結構がっかりすると思う。
全570ページくらいの分厚い本で、話題毎に区切って、時系列に沿って話を進めているという感じだった。マンガーについて書かれているというより、マンガーの周りにいた人や環境、背景などの説明が多くて、マンガーの人柄や哲学が分かる記述は少ない印象だった。バフェットの右腕としてのマンガーを期待して読むと、結構がっかりすると思う。
小林、『会社も税務署も教えてくれない 会社員のための節税のすべて』、PHP研究所
4/6読み始め、4/12読了。文庫なのですぐに読み終わった。最後の相続税部分は流し読みした。これまで確定申告したことないって人はひとまず読んでみるといいと思った。
会社員のための節税とあるけど、副業をやってなくて、扶養家族いない、さらにローン組んで家やマンションを買うなど大金を使ってないと節税できることに限りがあることが分かった。NISA、iDeCoなどの投資関連やふるさと納税以外で節税できそうと思ったことは、セルフメディケーション税制や盗難などの被害にあったときの雑損控除。セルフメディケーション税制は対象の医薬品で12,000円超えた分が控除できるっていうので、医療控除と併用はできないけど、使う機会ありそうって思った。
会社員のための節税とあるけど、副業をやってなくて、扶養家族いない、さらにローン組んで家やマンションを買うなど大金を使ってないと節税できることに限りがあることが分かった。NISA、iDeCoなどの投資関連やふるさと納税以外で節税できそうと思ったことは、セルフメディケーション税制や盗難などの被害にあったときの雑損控除。セルフメディケーション税制は対象の医薬品で12,000円超えた分が控除できるっていうので、医療控除と併用はできないけど、使う機会ありそうって思った。
石井・上田、『続・わかりやすいパターン認識 教師なし学習入門』、オーム社
2023/12/21読み始め、4/25読了。わかりやすいパターン認識の続編。類書を読んだことないので、あてにならない感想かもしれないけど、正直分かりにくかった。数式変形はとても丁寧で、計算を追うために時間がかかるということはないんだけど、唐突に話題が変わったり、説明がまどろっこしくて、消化しきれなかった。11章の後半からの難易度変化もやばかった。
カニンガム、『バフェットからの手紙【第8版】 世界一の投資家が見たこれから伸びる会社、滅びる会社』、パンローリング
4/13読み始め、4/26読了。バフェットが株主総会のために株主向けに書いた手紙をテーマごとに再編した本。600ページ超えてて凄く分厚い。バークシャー・ハザウェイの経営方針について書かれている内容が多いので、投資本を期待すると落胆するかも。読むのにかかった時間考えると、満足感は薄かった。
増井、『Pythonではじめるアルゴリズム入門 伝統的なアルゴリズムで学ぶ定石と計算量』、翔泳社
4/16読み始め、4/26読了。Pythonを使ったアルゴリズムの本を読みたくて、オライリー学習プラットフォームにあったので、この本を読み始めてみた。正直微妙だった。280ページのうち、100ページくらいはPythonの基礎についてで、知ってる人には説明しなくても分かるし、知らない人には分からないという内容だった。3章から6章までがアルゴリズムについて。まず、アルゴリズムの簡単な説明をし、次にアルゴリズムのフローチャートを紹介し、最後に実装例という流れで各節が進む。この本の微妙だなと思った点を挙げると、(1)アルゴリズムの説明が短かったり、行間がある、(2)Pythonコードについての説明が少ない。(1)に関しては、10進法と2進法の変換や〇×ゲームを01の二値で表す方法などの説明が入門書にしては不親切だと感じた。(2)に関しては、フローチャートで説明しているので省略されている部分に関してはまだいいんだけど、出力される結果が何を表しているかの説明がなくて理解できなかった。例えば、〇×ゲームでは、〇を左上置くのを000000000を100000000のように置き換えることで表現するんだけど、出力結果が100100、100111000のように先手と後手で長さが違っていたりして、どういう風に読めばいいのかの説明が欲しかった。
城所、『国破れて著作権法あり 誰がWinnyと日本の未来を葬ったのか』、みらいパブリッシング
4/28読み始め、5/1読了。とても面白かった。タイトルにWinnyが入っているので、Winny事件について深く掘り下げている本かと思っていたけど、主題としては日本の警察の横暴・裁判所の判決・著作権法の厳しさがあまりにも理不尽で、イノベーションを阻害してて海外勢に負けてるのを明らかにしたいということだった。例えば、動画投稿サイトに誰かが勝手に映画などをアップロードした場合、日本ではアップロードした人が著作権違反するだけでなく、動画投稿サイトを用意した側も著作権違反で刑事告訴されかねないので、日本では動画投稿サイトを運営した企業は全動画を確認していたらしい。一方、Youtubeなどのアメリカのサイトの場合、権利保持者からの申し立てがあれば削除すればよいし、仮に動画を消さずに著作権違反の状態であってもフェアユース(著作権を侵害しても公共の利益が大きいなら著作権侵害を容認する考え)で問題なしとなることもある。警察の対応も、著作権を拡大解釈し、民事事件にすらなっていないものを刑事事件と扱ったり、取り調べも弁護士の立ち合い不可、録画するなどの透明性も担保できていないなどの問題もあり、警察が逮捕すれば即犯罪者扱いされ、それまでの成果を放棄しないといけないので、グレーゾーンになりそうな研究や開発が停滞してしまう。この本を読んで、今後10年日本が海外テック企業に並ぶことはないと思った。
有賀・中山・西林、『仕事ではじめる機械学習 第2版』、オライリージャパン
5/7読み始め、5/10読了。二部構成で、第一部が基礎、第二部が第一部の内容を活用した応用例という内容だった。機械学習のビジネスでのおおよその流れが知りたかったのと他に読まないといけない本あるので、第一部だけ読んだ。機械学習を活用したビジネスを展開するときにどのような点について注意すべきか書かれていたので、よかった。URLのリンクが多かったので、紙の本だと飛ぶのが大変だと思った。
ホーガン、『巨人たちの星』、東京創元社
5/2読み始め、5/11読了。星を継ぐもの三部作読了した。読み終わってみると、一作目から三作目までの話の進み具合が凄かった。
西岡、『キーエンス解剖 最強企業のメカニズムタイトル』、日経BP
5/11読み始め、5/15読了。キーエンスの営業はいろんな意味で凄いというのを聞いたことがあったので、気になったので読んでみた。主にキーエンスOBの取材をもとにして書かれていて、キーエンスのトップや現職の人からの情報は少なく感じた。そのため、決算報告書などで公開されている情報が使われていることが少ないので、多くの情報が著者の推測のようだった。企業の哲学や開発部門などネットで見聞きしない話もあったけど、やはり営業に関する話が多かった気がする。もっと開発部門に関する話知りたかった。
柴田、『新・明解Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造』、SBクリエイティブ
4/30読み始め、5/16読了。以前読んだ『Pythonではじめるアルゴリズム入門 伝統的なアルゴリズムで学ぶ定石と計算量』が、アルゴリズムの入門書として微妙だったので、ちゃんとした入門書を読みたくて、この本を読んだ。圧倒的にこっちのほうが入門書としてふさわしかった。他書でも間違いがちなPython言語特有の仕様についての記載もありよかった。
有栖川、『こうして誰もいなくなった』、KADOKAWA
5/11読み始め、5/18読了。綾辻さんの小説で作者の名前が登場していたので、気になって読んでみた。短編だったので読みやすそうというのも理由の一つ。ミステリー小説らしいけど、タイトルの作品以外あまりミステリー感がなかった。「矢」という作品に関しては何が凄いのか全く理解できなくて、検索して調べてみたんだけど、さっぱりだった。
リュ、『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』、文響社
5/17読み始め、5/19読了。何かでおすすめされていたので、読んでみた。自己啓発本の一種で、時間管理の方法、目標の立て方、どのような心構えでやりたいことややらなければならないことに取り組むといいかなどが書かれていた。特に、どうやって習慣化させればいいかについて書かれていたので、三日坊主の人は読んでみると役に立つと思う。
工藤、『FRBの仕組みと経済への影響がわかる本 FOMC経済見通しと議長記者会見の読み解き方』、日本実業出版社
5/17読み始め、5/21読了。190ページと薄めの本。米国経済のニュースで出てくる用語を全然知らない状態なら、簡潔かつ最低限のことが書かれているこの本は読みやすくて、いい本だと感じた。逆に、FRB、FOMC、CPI、PPI、雇用統計などについて事前知識があるような人だと、この本で扱っていることは当たり前すぎて読む必要がないと感じると思った。
風間・飯塚・松村、『推薦システム実践入門 仕事で使える導入ガイド』、オライリージャパン
5/10読み始め、5/21読了。一年前にも読んでたけど、必要になりそうなので再度読み始めた。他に類書を読んだことないし、推薦システムを使ったこともないので、まだいい本かどうかの判断はできないけど、今回は協調フィルタリングなどの技術面もしっかり読めた気がする。
Ozdemir、『事例で学ぶ特徴量エンジニアリング』、オライリー・ジャパン
3/25読み始め、5/24読了。特徴量エンジニアリングについて知りたくて、最近出版されて評判のよかったこの本読んでみた。最初の2章だけ3月に読んで、残りの章を5月末に一気に読んだので、実質1週間程度で読み終わった。
最初の2章が特徴量エンジニアリング一般の話で、続く3章から8章までが個別の事例を用いて特徴量エンジニアリングの解説という内容だった。3章から8章までは独立に読むことができるように書かれているので、最後の9章でそれぞれの章でどのようなことをやっていたかのまとめと展望などが書かれていた。
scikit-learnなどで機械学習で遊んだことのある初心者向けくらいの難易度で読みやすかった。特徴量エンジニアリングの重要性を説明するために、機械学習モデルの部分は一貫して簡単なモデルを使っていたのもよかった。個人的に一番気になっていたのは、7章の時系列データに対する特徴量エンジニアリングについてで、自分の知らなかったpandasのメソッドがあったりと役に立った。
最初の2章が特徴量エンジニアリング一般の話で、続く3章から8章までが個別の事例を用いて特徴量エンジニアリングの解説という内容だった。3章から8章までは独立に読むことができるように書かれているので、最後の9章でそれぞれの章でどのようなことをやっていたかのまとめと展望などが書かれていた。
scikit-learnなどで機械学習で遊んだことのある初心者向けくらいの難易度で読みやすかった。特徴量エンジニアリングの重要性を説明するために、機械学習モデルの部分は一貫して簡単なモデルを使っていたのもよかった。個人的に一番気になっていたのは、7章の時系列データに対する特徴量エンジニアリングについてで、自分の知らなかったpandasのメソッドがあったりと役に立った。
島田、『占星術殺人事件 改訂完全版』、講談社
5/21読み始め、5/25読了。面白かった。この本のトリックが有名すぎて、別の作品で同じトリック見たことある気がする。
柳井、『一勝九敗』、新潮社
5/25読み始め、5/28読了。ユニクロ創業者が書いた自伝。自分が子供の頃からユニクロはあったので、順風満帆に成長したと思っていたけど、中の人からするとタイトルにある通り数多くの失敗をしながらなんとか成長したのだと感じた。一発退場となる致命的な失敗はしない、失敗はしてもいいけどその反省をして次の成功につなげるというのが大事と書かれてた。
グリーンブラット、『株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」 ハラハラドキドキな嫌いな小心者のための投資入門』、パンローリング
5/28読み始め、5/29読了。PERとROICそれぞれでランクを昇順で作って、その合計が低いものを買っていけば、簡単に市場をアウトパフォームするという手法を紹介している本。200ページくらいあるけど、ジョークなどが多く、内容に関するページ数自体は少なかった。10ページ程度に内容まとめられそう。本によると、ROICの計算大変なので、代わりにROA使うといいとなってたのと、PERの計算は予想PERではなく実績PERを使うといいらしい。自分でスクリーニングして銘柄見てみたけど、時価総額とかに制限課さないならこの魔法の公式で儲かる確証持てなかった。JPX400に対して適応してみると面白いと思った。
ただ、誰か試した人いないか調べてみたら、あるブログによるとすでにアノマリーは消えてて、儲からない手法って結論付けられてた。
ただ、誰か試した人いないか調べてみたら、あるブログによるとすでにアノマリーは消えてて、儲からない手法って結論付けられてた。
小城、『衰退の法則』、東洋経済新報社
5/28読み始め、6/4読了。破綻した会社と事業継続してる類似会社の計13社とその関係者87名にインタビューして、破綻した会社の条件を突き詰めようとした本。著者の博士論文をもとにして書かれた本らしい。オーナー系企業の場合は、オーナーの失敗を周りが指摘できないため、オーナーの判断ミスで破綻。非オーナー系企業の場合であれば、経営陣の経営能力がなく、幹部候補も調整能力が高い人だけが選ばれるなどの問題によって引き起こされると書かれてた。読んでいて面白かったことは面白かったけど、ここで書かれていることは感覚的にほぼすべての日本企業に当てはまってることは分かるし、法則というほど例がないので、タイトルからは誇張しすぎだと感じた。一応、本文では著者の控えめなコメントが多かったけど。
ウォード、『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』、新潮社
6/5読み始め、6/8読了。大学入学からビジネスまでに訪れる苦難などに対するアドバイスが書かれた本。説教臭くなくてとても読みやすくいい本だった。
ミラー、『5分間ミステリー あなたが陪審員』、扶桑社
6/10読み始め、6/11読了。5ページの文章+3枚の絵で構成されている謎解きっぽい本。読んだ後にAmazonレビュー見ると凄い評価低くて笑ってしまった。確かに、日本人だと知識ないから解けない問題とか、そもそも絵がラフ過ぎて無理っぽい論理とかいっぱいあったもんな。
ミラー、『5分間ミステリー 裁くのはきみだ』、扶桑社
6/11読み始め、6/11読了。5ページの文章+3枚の絵で構成されている謎解きっぽい本。陪審員の方が出来がよかったと思う。
馬場、『解像度を上げる 曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法』、英治出版
6/9読み始め、6/19読了。どこかでいい本だと見かけたので、どういうトピックの本か知らずに読み始めた。スタートアップの経営者や起業したい人向けに書かれた本で、アイディアを深めるためにはどのような思考をすればいいか、「深さ・広さ・構造・時間」の4視点から解説した本。解像度ではなく、ピントがあってない表紙や最初の解像度についての解説では落胆しかけたけど、最後まで読んでみると、起業家以外の人にも役に立つ記述が多くて楽しく読めた。
McDowell、『世界で闘うプログラミング力を鍛える本 コーディング面接189問とその解法』、マイナビ出版
6/14読み始め、6/19読了。時間がなかったので、問題に入る前まで読んだ。残りは次の機会で。
かぶ1000、『賢明なる個人投資家への道』、ダイヤモンド社
6/19読み始め、6/21読了。著者の一作目の本が面白かったので、二作目のこの本も読んでみた。一作目が難しい人がいたので、そういう人向けにPERなどの株価指数を使わずに投資を説明しようとしてるんだけど、日本株が一番という著者の論理を無理やり正当化しようとする記述が多くて、特に前半部分は違和感があった。「長期投資すれば元本割れリスクがなくなる」、「株価は長期的には右肩上がりになると証明されている」など投資をやってる人なら人前では絶対に言わないことが書かれていたり、アインシュタインが複利は偉大と言ったという権威主義的なセリフも目に付いた。一作目は著者自身の投資手法について書かれていたので良作だと思ったけど、この二作目は著者自身が行っていない投資を推測で書いたり、上記のような問題点もあったり、一作目との重複もあったりしたので、正直売るためだけに書いた本だと感じた。
綾辻、『緋色の囁き 〈新装改訂版〉』、講談社
6/5読み始め、6/23読了。うーん、これは微妙だった。このシリーズはもう読まないかも。
貴志、『雀蜂』、KADOKAWA
6/25読み始め、6/27読了。駄作と言われる理由分かった。本当に貴志さんの作品かどうか疑うレベルの内容だった。
石原・村田、『PythonではじめるKaggleスタートブック』、講談社
6/28読み始め、6/30読了。そろそろKaggleを始めようと思って、手元にある一番薄い本を読んだ。レベルとしてはKaggleに登録していない初心者向けになってる。初心者向きだけど、スコアを上げるための特徴量エンジニアリングやアンサンブルなど、機械学習の標準的な本には強調されていない点がしっかり書かれている点はよかった。他にも、Kaggleについての日本語情報のSlackやサイトなどがまとめられているのもよかった。賛否両論となりそうな点は、合計23ページある二人の著者の対談で、著者たちがKaggleを始めた経緯や苦労した点などを語りあっているところ。190ページ程度の本で10%以上対談に割かれていることになるので、不要な人にとっては無駄そのものなはず。
悪い点は、1章の段階でなぜか2.1節のコードの話をするなど、構成がおかしい。2章に入って、サンプルコードの説明をし始めるけど、そもそもそれがどこにあるか分からない。結局、付録Aのコードをまず自分でタイピングして、そこの説明を読んで、そして2章に戻って、そこの説明を見るという意味不明な構成になってる。一部コードが古くなっていた。pandas_profiling は非推奨になって、ydata_profilingを使う。
著者のQiita記事との重複も多いので、わざわざ本を買って読まなくてもこの記事を読めば十分という気もした。
悪い点は、1章の段階でなぜか2.1節のコードの話をするなど、構成がおかしい。2章に入って、サンプルコードの説明をし始めるけど、そもそもそれがどこにあるか分からない。結局、付録Aのコードをまず自分でタイピングして、そこの説明を読んで、そして2章に戻って、そこの説明を見るという意味不明な構成になってる。一部コードが古くなっていた。pandas_profiling は非推奨になって、ydata_profilingを使う。
著者のQiita記事との重複も多いので、わざわざ本を買って読まなくてもこの記事を読めば十分という気もした。
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