2021年2月の気になった論文
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2月にarXivに投稿された論文で気になったものをまとめた。
2102.02425
Probing Hawking radiation through capacity of entanglement
by Kohki Kawabata, Tatsuma Nishioka, Yoshitaka Okuyama, Kento Watanabe
概略:
Entanglement of Capacity に対する Island 公式。
2102.05057
Cosmology from confinement?
by Mark Van Raamsdonk
概略:
Island公式関係の論文なので読んでるけど、何一つ分からん。
2102.07661
Boundary conformal invariants and the conformal anomaly in five dimensions
by Amin Faraji Astaneh, Sergey N. Solodukhin
概略:
5次元の boundary 付きの anomaly formula に関する論文。先行研究で決定できていなかった項をきちんと構築した。2102.09746
Spiky strings in de Sitter space
by Mitsuhiro Kato, Kanji Nishii, Toshifumi Noumi, Toshiaki Takeuchi, Siyi Zhou
概略:
1907.02535の拡張論文。dS時空上のStringの運動を考えて、スピンと質量の関係を調べてた。2102.10805
Mass and spin for classical strings in dS_3
by Klaas Parmentier
概略:
2102.09746と同じことをやっていた。一応、被っていない結果もある。2102.11815
Monodromy defects from hyperbolic space
by Simone Giombi, Elizabeth Helfenberger, Ziming Ji, Himanshu Khanchandani
概略:
自分の論文が出た同日に出た論文。スカラー場の論文を出したときの Discussion でmonodromy defect の場合もやれるねって書いたら、その約2か月後に出た。Large N やepsilon expansion もやっていたので、こっちの想定してたことよりやられてた。monodromy defect (defectの周りを場が一周すると、位相がずれるようなdefect) を持つ DCFT を H^{d-1} x S^1 に Weyl 変換し、AdS/CFT 対応の技術を用いて解析している。相関関数や stress-tensor の一点も計算している。
2102.11891
Correlation functions in finite temperature CFT and black hole singularities
by D. Rodriguez-Gomez, J. G. Russo
概略:
有限温度CFTの2点関数を計算している。有限温度AdS/CFTで1点関数によってブラックホールの情報を引き出せるというMaldacenaたちによる先行研究2011.01004があり、それを2点関数でもやってみたという論文。2102.12597
Holographic entanglement entropy of deSitter braneworld with Lovelock
by Kouki Kushihara, Keisuke Izumi, Tetsuya Shiromizu
概略:
brane world模型でbraneにdS時空を作って、コスモロジカルホライズンの内側のホログラフィック・エンタングルメント・エントロピーを計算し、それがdSのエントロピーと一致していることを示していた2006の研究をより一般のセットアップで考えていた。
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