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読んでいる本と読み終わった本の両方をまとめていきます!小説などはネタバレを含まないように感想書きます。

読んでいる本


斎藤、『ゼロから作るDeep Learning ❹ ―強化学習編』、オライリージャパン

2/7読み始め。ゼロから作るDeep Learning ❸ ―フレームワーク編は、Pytorchのようなフレームワークを作ろうということなので、一旦飛ばして、先に強化学習をやることにした。

馬場、『時系列分析と状態空間モデルの基礎: RとStanで学ぶ理論と実装』、プレアデス出版

5/10読み始め。

伊藤・今津・須藤・仁ノ平・川﨑・酒井・魏、『現場で使える!Python深層強化学習入門 強化学習と深層学習による探索と制御』、翔泳社

5/23読み始め。

Stevens・Antiga・Viehmann、『PyTorch実践入門 ディープラーニングの基礎から実装へ』、マイナビ出版

6/6読み始め。

Sweigart、『退屈なことはPythonにやらせよう 第2版 ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング』、オライリージャパン

6/29読み始め。

読んだ本


富国生命投資顧問、『ESG投資 持続可能な将来設計』、ダイヤモンド社

4/1読み始め、4/3読了。最近流行りのESG投資を少ししっておこうと思って読み始めた。180ページだけど、余白多めで空白だらけなので、100ページくらいの小説と同じくらいの分量に感じた。また前半の半分くらいが目次と資産運用などの前振りになっているので、ESG投資について書かれているのは100ページくらい。
ESG投資に関する記述だけど、ネットで調べれば見つかるような情報しか書かれてないし、ESG投資すればリターンがどうなるかの情報もないし、わざわざ読むような本でもないと感じた。

植田、『ゼロ金利との闘い 日銀の金融政策を総括する』、日経BP

4/4読み始め、4/6読了。日銀総裁になった人が書いた本。就任前には在庫切れになっていたけど、就任が決まって需要が増えて増刷されたみたい。内容としては、バブル崩壊から2005年くらいまでの日銀が行ったゼロ金利政策に対する学術的な意見についての著者なりのまとめ。深く読むということはしなかったけど、わりと難しかった。

戸松、『どの銘柄をいつ買うべきかわかる ファンダメンタルズ大全』、池田書店

4/6読み始め、4/9読了。以前姉妹本のチャートの本を読んで、その本は微妙だと思ったけど、このファンダメンタルの本も微妙だった。ファンダメンタルの指標を並べて、その説明を少しだけして、○○なら買い or 売りっていうのが書かれてるだけ。ニュースや経済指標に関しては類書に書かれてること少ないので、その点が他の本より優れていることだと思う。

井手・杉山、『異常検知と変化検知』、講談社

4/6読み始め、4/11読了。異常検知とか変化検知が気になったので、読んだ。各章が10ページ程度でだいたいどの章から読んでも分かるように書かれていてよかった。次はプログラミングでの実装系の本を読みたい。

シーゲル、『株式投資 第4版』、日経BP

3/25読み始め、4/16読了。日本人の書いた株式投資の本が200ページ前後で、余白が多く実質ページ数はそれより少ないという状況で、この本は400ページ。同じ著者の「株式投資の未来」という本が素晴らしかったので、それより前に書かれたこっちも読んでみた。
「株式投資の未来」があまりにも素晴らしかったので、それと比較するとそこまでいい本と感じなかった(内容が被っているところも少しある)。主張としては、長期投資(20~30年くらい)を行うなら、割安株を買っておくのがよいってことっぽい。

遠藤、『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』、ダイヤモンド社

4/17読み始め、4/18読了。いわゆる成長株投資に関する本。ページ数が短かったのですぐに読み終わった。時価総額に注目して伸びしろの大きさを測る考えはためになった。
他の類書と比べると、テクニカル面での言及が少なく、CAN-SLIMに比べるとこの本だけでは行き当たりばったりになると思った。論点のすり替え、手法と関係ない個人的エピソード多数、投資全般に対する個人的意見、FXを辞めた理由が後に書かれた本と異なっているなど、読んでて目についたところは多数あった。

遠藤、『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル』、ダイヤモンド社

4/18読み始め、4/19読了。前書と同じ感想。参考になるところは参考になるけど、事実のように意見を書いてるところなど参考にならないところは全く参考にならない。

今村、『屍人荘の殺人』、東京創元社

4/8読み始め、4/20読了。鮎川哲也賞受賞作と表紙にあったので気になった。
バイオハザードの状況で殺人事件起きた感じだったけど、ゾンビに囲まれた状況だと殺人事件起きてもインパクトが下がりまくってるって思った。

デュヒッグ、『習慣の力』、早川書房

4/21読み始め、4/26読了。習慣は無意識なので、悪い習慣であっても気付きにくいけど、それに気付いて改善していけば、他の習慣も徐々に改善していき、人生変わるよって話だった。企業の習慣として挙げられていたスターバックスの成功の秘訣が読んでいて面白かった。コーヒーショップって結構あるからどこで差別化してるんだろうって前から気になってたから。

クリスティー、『魔術の殺人』、早川書房

4/26読み始め、4/30読了。微妙な作品だった。だらだら長いだけで、もう少し短くすることできたよねって。あと登場人物が極めて分かりにくい。ファーストネームだったりラストネームだったりと一貫性なく呼び方が変わるせいで、誰が話してるかすら理解するのに時間かかった。

植田、『大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる』、KADOKAWA

4/29読み始め、5/2読了。10時間と書いてあったけど、3時間以内で読めた気がする。金融危機に関して、やはり投資関係の本より詳しかった。投機の定義が「資産が上昇(下落)することに期待すること」となってて普通の定義と違うと思った。

サイド、『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』、ディスカヴァー・トゥエンティワン

5/2読み始め、5/4読了。多様性の科学が面白かったし、評価も高かったので、同じ著者のこの本も読んでみることにした。
失敗からうまく学べると成長できる。しかし、認知バイアスなど様々な妨げがあるのでそう簡単ではないよって感じだった。読みやすいんだけど、全体像が見にくくて、内容が漠然としてた気がした。

奥山、『割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド』、日経BP

5/5読み始め、5/5読了。この著者の書いた本の3冊目を一番初めに読んでしまった。260ページとこの手の本にしては割と長めなんだけど、この人のやってる投資に対する心がけとか注意事項をまとめた感じの本だった。たぶん出版された順番で読む方がよかった。

岡野原、『拡散モデル データ生成技術の数理』、岩波書店

4/30読み始め、5/7読了。丁寧に読むというより、流し読みした感じなので、そこまで理解できていない。

レベルとしてはかなり高く感じた。機械学習系の論文やレビューに比べると、数式変形については一つ一つの変形が丁寧に書かれていたので、自分で手計算しなくて追える状態だった。数学や物理の本であれば「簡単な計算により」や機械学習の論文であれば書かれていない近似や前提条件を利用しないとたどり着けない式が書かれてることが多いので、この点はよかった。
しかし、式変形の丁寧さを除くと、やはり英語のレビュー論文と同程度の難易度に感じた。理由は、
  • GAN、VAEなどについては、xxxであることが知られている、などの簡単な説明しかない。
  • ところどころ未定義の文字があり、前後から類推するしかない。
  • 4章、5章は最先端の研究紹介で、概要紹介にとどまっている。
そのため、英語の原論文やレビュー論文で十分に理解できるレベルの人であれば、日本語で書かれているこの本ならさらに理解が深まるだろう。

どういう人向けの本か
  1. 微分積分、線型代数、確率・統計初歩、(確率)微分方程式(3章以降必要)を理解している人。
  2. 状態空間モデルを理解している人。
  3. GAN・VAEなどの単語を聞いて何を意味するか分かり、その欠点等をある程度把握している人。
  4. 拡散モデルの実装をしたことがあり、数式からある程度イメージできる人。
  5. 拡散モデルの論文を読める人。
上記に複数該当していれば、拡散モデルの英語レビューを読むより、拡散モデルの数理についてよく理解できると思う。自分は上記のうち1.は完全に該当しているが、それ以外の項目は部分的に該当している感じです。 4. に関しては実装すらしたことない。たぶんパターン認識と機械学習くらいは読んでおかないといけなかった。

どういう人向けの本ではないか
  1. 拡散モデルを実装したい人
  2. 数式を使わず、拡散モデルについて知りたい人


Slatkin、『Effective Python 第2版 Pythonプログラムを改良する90項目』、オライリージャパン

3/24読み始め、5/9読了。途中から自分の理解を超えたので、6章まで読んで、残りは8章と10章で必要なところだけを読んだ。機会があれば読み直したい。

綾辻、『黒猫館の殺人〈新装改訂版〉』、講談社

5/6読み始め、5/10読了。○○館の殺人シリーズは今まで十角館を読んだことあるので、シリーズもの2冊目。面白かったけど、十角館とは趣向が違った。

伊藤、『「強化学習」を学びたい人が最初に読む本』、日経BP

5/15読み始め、5/17読了。400ページあるけど、Pythonや機械学習の基礎的な部分を除くと250ページくらいだったので、駆け足で読むことができた。
タイトルにある「最初に読む本」というのは間違ってなかった。機械学習の基礎から始まり、それから強化学習の説明に入り、コードを動かして、具体的に動作を確認するという構成。数式などの難しい説明は省略して、イメージを掴めるように配慮されていた。コード部分に関しては、一から実装するという感じではなく、既に著者が組んでいるコードの動作を確認していくという感じだった。
イメージを掴むのにいい本だったが、やはり自分で組もうとすると、この本だけでは厳しい感じがしたので、もう少し上級な本への架け橋的な本だと感じた。

田中、『逃げて勝つ投資の鉄則 大負けせずに資産を築く10年戦略』、日経BP日本経済新聞出版本部

5/14読み始め、5/18読了。一言でまとめるなら、円高株安・円安株高になるという日本の特有を踏まえて、経済指標を見て投資の参入・撤退を考えるべき、ということ。個別銘柄や個別の投資対象の買い時や売り時を説明しているのではなく、中長期的な相場感を基にして、買い時と売り時を探りましょうというスタンスの本。ありがちな株式投資の本と違って、プロの人の相場観がびっしり書かれていたので面白く読めた。出版が2020年11月で、たぶん原稿を書き終えたのは2020年8月くらいだと思う。この時点の状況からコロナが終わったときに相場がどうなるかを予想していて、2023年くらいに米国が利上げすると予想していて遠からず当たってると思った。

永松、『人は聞き方が9割』、すばる舎

5/19読み始め、5/19読了。初めての9割本。さすがベストセラーになる本はいいこと書かれてると思った。自分は否定癖があるので、気を付けて生きていこうと思ったし、人の話を聞くときの態度も気を付けていこうと思った。
ただ気になったのは、泣く泣くカットした原稿もあり、ネットで読めるようになってるとあるんだけど、この本って236ページあって、一文で改行や余白多め、改行の代わりに空白1行空けるとかしているので、本の体裁をきちんとしていれば、150ページくらいに圧縮できたと思う。

ヴォス・ラズ、『逆転交渉術 まずは「ノー」を引き出せ』、早川書房

5/12読み始め、5/21読了。
一つの章に一つのテーマで書かれてるところはいいんだけど、具体例出して一般論を言って、さらにそのあとに別の具体例でその一般論を補強さるという構成になっていて、なんか頭に入ってこない。文章はよく練られてて、著者のエピソードも面白くて読みやすいことは読みやすいけど、その章の主張があまり明確に感じられなかった。

星、『たくさんのタブー』、新潮社

5/20読み始め、5/23読了。久々に星新一のショートショート読んだ。

藤沢、『損する結婚 儲かる離婚』、新潮社

5/21読み始め、5/25読了。久しぶりの新書。2時間で読み終わるかどうかは微妙だけど、片道1時間の往復電車であれば2日で読み終わるの間違いない。
Twitterで見かけて気になったので、読んだ。著者の経歴を見ると、たぶん物理で博士号取って、その後、金融系の企業に入ったみたい。内容としては、結婚より離婚に関する話。離婚のために別居した場合、婚姻費用(コンピ)が収入の高い方から低い方へ支払うことになるので、収入差が大きい場合、支払う額が大きくなるし、なかなか離婚できないから気を付けようね。とか、財産分与は結婚後に夫婦で稼いだ額を二分するので、例えば、引退して収入が少なくなったスポーツ選手と結婚すると、離婚した場合に稼いでいる女性側が婚姻費用を払う必要があるとか、起業家の場合、株を上場した後に結婚する方がいいとか。
それ以外は、割と著者の意見のような内容だった。

奥野、『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』、ダイヤモンド社

5/25読み始め、5/28読了。投資に対する心構えとかビジネスマンとしての心構えに関する本だった。

奥山、『“普通の人"だから勝てる エナフン流株式投資術』、日経BP

5/28読み始め、5/28読了。著者曰く、ピーター・リンチの成長株発見法の日本語版に相当する本とのこと。同じ著者の本の2冊目だけど、重複内容の多さと説明の少なさを考えると、3冊に分けて出版するより内容を練って一冊にしてまとめた方がいい本になってたような気がした。ピーター・リンチの成長株発見法の日本語版というよりは、長期投資に対する心構えについての著者の意見って感じだった。

奥山、『“普通の人"でも株で1億円! エナフン流VE投資法』、日経BP

5/29読み始め、6/3。エナフン流3冊目。ピーター・リンチを改良した成長バリュー株投資に関する本。
Amazonの星を見ると高評価だけど、個人的にはいい本と思えなかった。
まず、同じ著者と本との内容の重複が大きい。それぞれ250ページくらいの分量があるんだけど、内容の重複と本の体裁をまとめると、合計で400ページくらいに圧縮できるくらいに分量を減らせると思える。また、事実・主張・意見・経験が混同していて読みにくい。特に、短期トレードや株主優待への批判など、この投資法と関係ない著者の意見や経験がところかまわず入りこんでおり、辟易してしまう。ブラックスワンの由来の説明が間違ってる。

杉山、『本質を捉えたデータ分析のための分析モデル入門 統計モデル、深層学習、強化学習等 用途・特徴から原理まで一気通貫!』、ソシム

5/29読み始め、6/4読了。Amazonレビューでは評価高いけど、表紙のレイアウト的に超初心者向きっぽい印象だったので、あまり期待せずに読んだ。読んだ結果、初心者向けの本としては、内容豊富で説明も可能な限り丁寧に書かれており、期待を大きく裏切るいい本だった。データ分析で用いられる、機械学習手法や従来からある手法(回帰分析など)を網羅されていたのが個人的には一番よかった。一つ残念だと感じた点は、初心者向きの本であるため、各トピックについて詳しい説明や発展的な話題が書かれていないのだが、それを補うための参考書リストがなかったこと。できれば、次に読むのにおすすめの本があれば、巻末にまとめておいてほしかった。

風間・飯塚・松村、『推薦システム実践入門 仕事で使える導入ガイド』、オライリージャパン

5/11読み始め、6/9読了。Amazonレビューでは凄く評価高いけど、他の関連書籍を読んだことないので、いい本だったのかどうかは分からない。Netflixの推薦システムが凄いということだけが分かった。

伊藤、『株で勝ち続けるための 上がる銘柄選び黄金ルール87』、ワニブックス

6/10読み始め、6/10読了。書かれている内容としては、そこまで真新しいことはなく、よくある投資本と大差なかった。CNN Fear & Greed Index という売られ過ぎ指標の存在を知れたのはよかった。
微妙だと思った点は、黄金ルール87と表紙にあるけど、ルールは72個しかなく、基礎的事項15個を入れて87個であったこと。この基礎的事項は世代や独身かどうかで場合分けされているものも含まれているので、多くの人にとって、全部該当しない。また、各ルールに儲かる度として、☆5段階で評価付けされているが、☆3以上しかないので、実質3段階だった。こういう表示は汚いと思った。

ソンキン・ジョンソン、『パーフェクト証券分析 株式投資でリターンを向上させるための基本ガイド』、パンローリング株式会社

6/12読み始め、6/23読了。560ページもあって読むのに時間かかった。
銘柄選択の考え方と選択した銘柄をファンドマネージャーに提案する方法の二部構成でできていて、第二部の方はアナリスト志望向け。そのため、第二部はあまり読む必要がなかった。第一部は成長率などを考慮した割引価値や市場効率仮説などについて他の本では見開き1ページで説明されている内容を50倍近く丁寧に書いている。人によっては当たり前のことを長々と書きすぎと思うレベルの丁寧さだった。効率的市場仮説に関して言うと、他の本であれば、そもそも著者の理解が足りてないとかで内容が薄いんだけど、この本は著者自身の理解が深くてすごく分かりやすく感じた。
日本語訳版の問題点として、本来脚注であったであろう文章が括弧で表されていて大変読みにくい。例えば、187ページにある文章だと「ロジャー・マレー(3文で6行)は、1993年にニューヨーク市のテレビ&ラジオ博物館(5文で10行)で開催された、マリオ・ガベリが主宰する講義のなかで」となっている。脚注であれば文構造がはっきりするのに、括弧で脚注を表しているため、脚注が長文であればあるほど読みにくくなっている。情報量として何も増えていないのに、論文のタイトルをそのままカタカナにしているのも謎。例えば、225ページで「ザ・フリーダム・オブ・インフォメーション・アクト・アンド・ザ・レース・トゥワーズ・インフォメーション・アクイジション [The Freedom of Information Act and the Race Towards Information Acquisition]」となっており、タイトルを日本語訳するか英語のままで十分だと思った。

綾辻、『水車館の殺人〈新装改訂版〉』、講談社

6/9読み始め、6/26読了。館シリーズの2作品目。これで館シリーズを3作読んだことになった。なんか一つ伏線回収し忘れてると思うんだけど、それが気になった。最後まで言及なかったし。

東野、『怪笑小説』、集英社

6/27読み始め、6/29読了。短編ものでスラスラ読めた。